こんにちは、ワニカワです。
週刊少年ジャンプで連載された「彼方のアストラ」の伏線回収がやばすぎると話題ですね。
そんな素晴らしい漫画をネタバレなしで評価していきます。
完全ネタバレなしなので、これから読もうと思ってる方は安心してくださいね!
- どういう漫画なのか?
- なんでそんなに面白いのか?
- 面白いのに人気が出なかった理由は何なのか?
などについて話していきます。
「彼方のアストラ」はどういう漫画?
彼方のアストラは2019年のマンガ大賞のオトコ編で3位になり、大賞を受賞した作品です!
マンガ大賞とは?
マンガ大賞実行委員が運営しているもので、2008年から始まり毎年一回ノミネート作品と大賞が発表される。選考は書店員をはじめとする多方面のマンガ好きが実際に漫画を読み「人にぜひ薦めたいと思う作品」を選出している。
選考の際は、その漫画の直接利害関係がある人達は含まれていないので完全に読者目線で評価されるので信頼性は高いランキングになってるようです!
僕も面白い漫画ないかな?なんて探すときはマンガ大賞にノミネートされている作品や大賞受賞している作品なんかを選ぶことしょっちゅうです。
良い作品がたくさんあるんですよね!
そこで「彼方のアストラ」に出会い、読んでみたわけなんです。
彼方のアストラの概要
作者 | 篠原健太 |
---|---|
単行本 | 全5巻 |
連載 | 週刊少年ジャンプ |
ジャンル | SFミステリー |
作者はSKET DANCE(スケットダンス)でも有名な篠原健太さんです。
スケットダンスの連載終了後に始まったのが彼方のアストラなんですね。
ジャンプで連載し、全五巻のマンガです!
ジャンルはSFサバイバルミステリーで謎を解き明かしていく系。
あらすじ
物語は宇宙への行き来が当たり前になった近未来。
高校生の主人公カナタら9人の視点で物語が描かれていきます。
高校の行事である「惑星キャンプ」に出発した彼らに予想外の事態が起こるところから話が始まっていく!
ストーリーの始まりは大体こんな感じ。
面白い要素がたくさんある!
・青春の葛藤要素
・ラブコメ要素
・ギャグ漫画要素
・それでいて本格SF
いやー篠原健太さんすごいですよ。
前作のSKET DANCEは完全にギャグマンガでしたが、彼方のアストラにもその要素は見られました。
しかも、ギャグのところはギャグでしっかり笑わせてくれて、真面目なところはギャグ一切なし。
このバランスが素晴らしく良かったです。
僕はバランス良かったと思うけど、中には逆に感じる人もいて「緊張感を壊してる」「どういうテンションで読めばいいのかわからなかった」なんて感じた人もいるみたい!
んー神経質な人にはだめなんですかね?
今の若い人なんかはマンガに対して小さい事は気にしない人が多いと思うので(僕がそう)問題ないとは思います(そうであってほしい)。
一人一人のキャラの良さがしっかり出てる!
彼らと一緒なら、宇宙で遭難するのも悪くないかもしれない。
そう読み進めていくと気付かされる物語。(相沢沙呼:作家)
一人一人のキャラがしっかりあったり、話の中にそれぞれのキャラについての話とかもしっかりあって驚きましたね。
それも良いポイントの一つになりました。
まあいわゆるキャラが濃いという感じ。
物語が面白いか面白くないかにかなり影響するポイントだと思うので大事なところです。
女の子キャラがみんな可愛いのも良いですね。
伏線回収が半端じゃない!
全ての伏線が本当に巧妙かつ精確、完璧に配置された、とてつもない漫画です。(陳浩基:作家)
僕ね、伏線回収マンガがめちゃくちゃ好きなんですよ!
この漫画を見ようと思ったのも理由の一つです。
伏線っていうのは分かりやすく言うと
物語の謎の答えを匂わせたりして、そのあとの展開のヒントになったりするものです。
回収っていうのは、あとになって
「あっあのときの言葉はこういうことだったのか!」っていうことに気づかされることですね。
「彼方のアストラ」は伏線がとにかく多い!
しかもすべての伏線をしっかり回収していて、食い違いもなくどんどん謎が解けていく感じがたまらなく面白い!!
本当にすごいよこの漫画は。
えっあの時のあれもこのことだったのか!
だからそんなことしてたのか!
なんて思うシーンが多すぎる。物語の作りこみが半端じゃありません。
- 読み進めていくとどんどんワクワク感が増えて続きが気になってくる
物語の後半になってくると、またすごいんですよ。
後半は怒涛の伏線回収の嵐・・・
これだけ鳥肌が立った漫画はないかもしれない・・ってぐらいに衝撃です。
彼方のアストラに触発されて今後、こういう漫画が増えてくればいいなあなんて思ってます。
大賞を取るほど面白いのになんで連載が終わってしまったのか?
彼方のアストラは全五巻で完結する話ですが、
「マンガ大賞を取ったほど面白いんならなんでそんなすぐ終わってるの?」
なんて思う方も多いんじゃないでしょうか?
実際それは僕も思いました。
けど大賞に選ばれるくらいだからな・・なんて考えて読んでみることにしたわけですが。
連載当初にあまり人気が無かったことを僕なりに考察すると
- SFミステリーって一見つまんなそう
- 物語の序盤~中盤は謎が多すぎた
こんな原因が考えられるかな。
人気が出なかった理由:SFミステリーってだけでつまらなそう
あんまりこういうジャンルもないし、一見するとあんまりおもしろくなさそうって思う人多いんじゃないかな?
実際僕も初見で目に入った時は
「大賞?これが?つまんなそうだなー」
なんて思って完全にスルーしたのは事実です。
そのあと見た時に表紙だったり単行本の背表紙に書かれた内容をみても、いまいちパッとこずまたもやスルーしました。
彼方のアストラを買った時は、買うものもないし五巻しかないからとりあえず買って読んでみるかー
程度の考えで買っていましたね。
で、読んだ結果・・
めちゃくちゃ面白いやん!!
ってなったわけです!
本当は暇なときにちょいちょい読もうと思って買った漫画でしたが、気づけばその日に全巻読み終わってました(笑)
結構僕みたいな人多い気がします。
人気があるのを知っていても、表紙を見てパッと決める人!
- 読まず嫌いの人が多かったのかもしれない
そんな人はもったいないなあ~こんなに面白い漫画なのに!
人気が出なかった理由:序盤~中盤の謎が多すぎた?
はっきり言ってこの手のマンガで一番面白いところって、謎が解けていく瞬間です。
この漫画の一番面白いポイントって終盤の怒涛の伏線回収なんですよ。
なので、連載中は謎が多いままで
「なんだこの漫画?よくわからないな・・」
なんて思ってしまった方が多く、人気が出なかったんじゃないかなと思います。
現に彼方のアストラは連載終了後、少ししてから浸透し始めて爆発的な人気になってるんです。
あとから評価された理由はそんなところでしょうね!
けど、人気が出なくて正解だったんではないかと僕は思ってます。
多分最後の怒涛の伏線回収は本来は徐々に明かされていく予定だったはずです。
人気がないために連載終了が近くなってしまったこの物語は
必然的に完結を迎えなければいけなくなり、最後に一気に謎を解明していった形になったと思うんです。
もし人気があったとしたら徐々に謎が解明されていったと思うので、
一気に謎が解明されたあの衝撃的なラストにはならなかったんじゃないかなって!
だから人気が出なくてよかったですよ!きっと!(笑)
まとめ:ミステリー系が好きじゃなくてもかなり楽しめる
- SFなんて見ない
- もちろんギャグマンガなんか一切見ない
- ミステリーも見ない
そんな僕でもめちゃくちゃ面白いと思いましたね!
戦いがある漫画が好きなんですが、この漫画には戦いはほとんどありませんしみんな普通の人間です。
それでいてかなり楽しめたことを考えると彼方のアストラの評価はかなり高いかと思います。
これ、お世辞抜きで
久しぶりに良い漫画に出会えたなー!
って思えたマンガでした。
こんな漫画なかなかないですよ・・!
また五巻っていうのも案外丁度良いかもしれません。
もしこの記事を読んで彼方のアストラを読んでみたい!って思った方は是非五巻一気に読むことをおすすめします!
人気が出なかった理由でも触れましたが、是非みなさんにも最後の衝撃を味わってほしいので!一気読みを推奨します!!
この漫画の記事を書くにあたって魅力をネタバレ無しで語るには難しかったな。
少しでも魅力が伝わってることを祈ります。気になった方は読んでみてね。